最近サービスが乱立しているキャッシュレス決済ですが、その多くは決済をするとポイント還元が実施されます。
今日はそのうちの1つ、『LINE Pay』のポイント計算方法に関する疑問にお答えします。
知恵袋を徘徊していると、こんな質問を見つけました。

コード支払いをしているので3%上乗せの付与率になってます
決算履歴の付与ポイントを見ると計算上合わないのですがどういう計算方法なのでしょうか??
参考画像の一番上の1260円でみると
考えられる計算方法は
A.1260✕3.8%=47.88
B.1200✕3.8%=45.6(切り捨て型)
の二通りですがポイントを見るとAの計算かなと思いました
けどAの計算方法ですると画像最後の決算履歴の1460円のものは
『1460✕3.8%=55.48』なので合わないんです。
どういう計算方法が正しいのか分かる方、教えてください☆
数カ月前の自分も全く同じ気持ちを持っていましたよー!!
質問者様の状況を整理してみますと
1460円の買い物でLINE Payコード決済をしたところ、54ポイントが還元された
なぜ1460 * 0.038 ≒ 55.48 だから55ポイントとはならないの??
私みたいな貧乏人クラスになりますと、自分が想定していたポイントより1ポイントでも少なければ
本気で理由を考えこみます。
LINE Payのポイント計算に関する重要なキーワードは
『 別計算 』と『切り捨て』です。
LINE Payのポイントが付く要因と、計算方法について詳しく解説していきます。
今日の知恵袋
【間違えやすい】LINE Payのポイント計算方法について
目次
①ポイントが付く要因

まずはLINE ポイントがもらえる要因について整理しましょう。
現状、以下の1点のみによって還元率が決まります。
- マイカラー
注意点 2019年7月末をもって、コード支払いキャンペーン(3%を付与)が終了してしまいました。こちらは詳しく後述します。
こちらのマイカラーについて説明していきます。
マイカラーによる還元率
LINE Payは、『マイカラー』と呼ばれている個人のステータスによって、ポイント還元率が変わってくる仕組みを採用しています。

上記のように、0.5%~2%まで、LINE Payの先月の決済額に応じて還元率が決まってくるのです。
マイカラーの判断材料となる決済金額ですが、以下の決済が対象になります。
- LINE Payコード支払い
- LINE Payカードでの支払い
- LINE Pay請求書支払い
- LINE Payに連携したクレジットカードで決済
- 自販機でのLINE Pay決済(Coke On)
- LINE Pay外貨両替決済
- LINE Pay加盟店のオンラインショップで決済
そしていくら使うとグリーンになれるの?というお話しですが
■カラー判定基準
LINE公式ブログより引用
バッジカラーは、月々のご利用状況によって変動します。
▼条件
《グリーン》決済金額 : 10万円/月+送金:月間5人以上のユーザーへ送金
《ブルー》決済金額 : 5万円~9万9,999円/月+送金:月間3人以上のユーザーへ送金
《レッド》決済金額 : 1万円~4万9,999円/月+送金:月間1人以上のユーザーへ送金
《ホワイト》決済金額 : 0円~9,999円/月
※2018年10月からは下記の判定基準に変更となります。(2018年11月のバッジカラーから適用されます)
《グリーン》決済金額 : 10万円/月
《ブルー》決済金額 : 5万円~9万9,999円/月
《レッド》決済金額 : 1万円~4万9,999円/月
《ホワイト》決済金額 : 0円~9,999円/月
やったー!!10万円使えばグリーンだよー!!
ということになります。
私はもちろんホワイトです。
1万円前後の使うか怪しいとことではありますが、大抵の方が
ホワイト、またはレッドだと思われます。
コード支払いによる3%還元
2019年7月末までは、既に説明させて頂いたマイカラーに加えて、なななんと!バーコード決済をすると3%がもどってくるシステムが存在していました。(コード払い促進キャンペーン)
コード支払いの3%を加えたイメージは以下のようになります。

マイカラーがグリーンの場合は 2 + 3 で5%が還元されます。
一番下のホワイトでも 0.5 + 3 で3.5%と、こちらもかなりの還元率です。
そしてマイカラーとコード決済の還元率は足した数値が表示されており、文言も『合計還元率』となっています。
ということは!!
単純に決済金額に合計還元率をかければポイントが計算できる。
と考えたあなたは罠にはまっています。
冒頭の質問者様の例を思い出してみて下さい。
1460円の買い物でLINE Payコード決済をしたところ、54ポイントが還元された
なぜ1460 * 0.038 ≒ 55 とはならないの??
すこ~~しばかり計算方法が間違っているんですね。
正しい計算方法を解説しましょう。
②ポイント計算方法

Line Payポイントの正しい計算の考え方
正しい計算を行う上で大切なキーワードは
別計算
切り捨て
の2点です。
1260円の決済、そしてカラーがレッドだとして、まずは間違っている計算式から記載します。
マイカラーのレッドは0.8%還元です。そしてバーコードで決済すると3%がさらに加算されます。
1460 * (0.03 + 0.008) = 55.48
切り捨てを行い55ポイントゲット!!
しかし実際に付与されていたのは『54ポイント』でした。
消えた1円はどうなっているのでしょう?
正しい計算方法はコチラです。
1460 * 0.03 = 43.8
切り捨てを行い44
1460 * 0.008 = 11.68
切り捨てを行い11
合計すると
43 + 11 = 54ポイントゲット….
なんとマイカラーとコード決済のポイント計算は別々に行わなければならないのです。
合計還元率とは、合計した数値の還元を指しているのではなく、両者の還元が共存可能であることを示しているだけなのです。
LINEの公式ブログにも明確に記載されています。
※インセンティブプログラム「マイカラー」における付与ポイントと、コード支払いで+3%キャンペーンにおける付与ポイントは別算出となります。
LINE 公式ブログより引用
それぞれのポイント付与率に基づき算出した後、小数点以下切捨ての上、合算したポイントが付与されます。
明細を確認時、疑問に感じている方は正しい計算方法をぜひ試してみて下さい。
- マイカラーとコード決済の還元は別々に計算する必要がある
- 別々に計算し、切り捨てを行った数値を合算する
③ コード決済払い促進キャンペーンについて

2019年7月で終了しました
現在行われている『コード支払い促進キャンペーン』ですが、2019年7月末をもって終了しました。
それに伴ってLINEポイントも『LINE Payボーナス』へと変更され、決済時にはマイカラーのみが還元率に適用されるようになります。

そのため3.5%~5%の還元率を誇っていたLINE Payですが、多くの人が1%にも満たない還元率になってしまったのではないでしょうか。
そのため8月に入った瞬間に還元率が少なくてビックリするようなことがないようにしましょう!
早く次のペイ得こないかなぁ
また次の知恵袋で会おう