今日は私がネットワークビジネスに勧誘されたきっかけから、週5で大学生の男に付きまとわれた経験をお伝えします。
ネットワークビジネスとかすぐ気づくわ、あほぉー!!
とおっしゃる読者様、私もそうでした。
大学生の就活の時期、1つの合コンがきっかけでネットワークビジネスの勧誘男に異常な誘いを受けるようになってしまいました。
なんでそんなことをお伝えするかと言いますと、彼らの勧誘手法や人柄がとても特徴的で、共有したほうが良いのではと感じたからです。
入口の誘いは全く気付かないことが多く、気づいたら集会になんてことが普通にあります。
身の回りで似たようなことを経験している方は、少しだけ注意してみてください。
目次
①ネットワークビジネスとの遭遇!

合コンでの”出会い”
忘れもしない大学3年の冬。丁度就活がはじまろうかという時期でした。
サークルの先輩に誘われて年上女性が中心の4:4の合コンに参加しました。
女性メンバーと、男の2人が完全に初対面でしたが盛り上がり、LINEの交換まですることになりました。
その男の1人が、後に私をネットワークビジネスに誘ってくる同年齢のAさんです。
Aさんの印象はこんな感じです。
- イケメンで服装にも気を使っている
- とにかく明るく、コミュニケーション能力が高い
- 友達になろうとかなりの頻度で言ってくる
Aさんは見た目はナイスルッキングガイなのですが、勢い中心のトークだったので女の子受けはあまりよくありませんでした。笑
その代わり一番静かに大人ぶっていたもう一人の男がお持ち帰りする事案が発生したようです。
私とは年も同じで、就活の話等の共通話題で少し打ち解けたとは思います。
しきりに連絡先を聞かれてコミュニケーションに難がある私はかなり戸惑いましたが・・・。
私自身は合コンで男と友達になろうなんて1mmも考えていませんでしたが、連絡先くらいならええかと思い、LINEだけは教えました。
「企業説明会」という名の集会へ
その日の夜、早速Aさんから『あるお誘い』が来ることになります。
その日の夜のLINE

今日はありがとう!楽しかったね(^^ )/

こちらこそありがとー!また機会あれば宜しく!
(もうそんな機会はない!!)

早速なんだけど、とある企業の説明会が今度あるんだけど、よかったら行ってみない?就活の雰囲気感じられるし♪
誰がお前なんかと遊びに、、、ん?就活?
その時期は就職活動が丁度始まろうとしていた時期になります。
説明会などの雰囲気に慣れる意味でも、一回くらい経験してもいいなぁという気持ちになってしまったのです。

企業説明会?ぜひお願いしまーす!

よかったよ~!じゃあ〇〇日の〇〇に何時でお願い―☆
こうして、Aさんから教えてくれた企業説明会に参加することになりました。
②企業説明会の実態

都内某所ビルでの企業説明会の様子
私は「企業説明会」と思っているためスーツに身を包み、気持ち緊張気味な様子を漂わせていました。
中に案内されると大学の教室のようなスペースに誘導されました。
そこには100人近い人が集まっていて、スーツを着ている人はほとんどいませんでした。また「企業説明会」と言っている割には若い人だけではなく、30代や40代の方も多そうな印象です。
教室に入ると、Aさんから思わぬ言葉を投げられます。

来てくれてありがとう!
せっかくだから一番前の真ん中に座ってよ♪

ん??わか。。りました。
一番前の真ん中..?何を考えてるんやAさんは!!
完全に知らない誰か(絶対学生だけではない輩)に開始5分で囲まれるイベントが発生しました。
この時点で私はある確信を抱きます。
自称リスク管理の塊である私は、すぐにこの集まりがネットワークビジネスの会合だということに気が付きました。
ということはつまり、企業説明を行う人物は”インフルエンサー”と呼ばれていたり、”権利収入”とかの言葉を使うイケイケメンズが出てくるやつですね!
噂には聞いていたけどもまさかそんなイメージ通りの教祖様が出てくることはないでしょう。。頼みますよ!
いよいよ企業説明会の主催者の入場が近づいてきました。
主催者はイケイケの若者
はい。想像を覆してはくれませんでした。
登場したのは30代くらいの若い男性で、高そうなスーツを着こなしていかにも自信に満ち溢れている様子でした。
そしてイケイケの第一声がこちらです。
『みんな、夢って持ってる?』
本田〇佑以外であまり言っている人を見たことがなかったので、かなりの衝撃でした。
そのあとも会社の説明はほとんど行わず、サラリーマンの労働収入の仕組みを否定することに終始し、いかに不労所得を得ることが有益かということを信者に説き始めました。
異様な雰囲気に包まれた集会
長々と「夢」と「不安」について答弁を頂いた後、いよいよ収入が発生する仕組みについての説明が始まります。
なぜかお金周りの説明は、茶色のスーツの男がいきなり登場し色々と収入の増やし方を教えてくれました。
まず、こちらの会社の仕組みを使ったお金の稼ぎ方は、『ボーナスプラン』と言うそうです。
そして恒例の『あなたが何人紹介して、その人が商品を購入したらマージンが….』の下りが開始されました。

この時点で「いい人生経験になったな」と逆にその場を楽しむ余裕も出ております。
ボーナスプラン(白目)の説明が終わり、茶色スーツが会の終わりを告げた瞬間、「周りに座っていた人が一斉に立ち上がり拍手」を始めました。
これがスタンディングオーベーションってやつかぁ!はじめてだぁ!!
この時、私だけ座った状態で様子を見てみました。
周りから目で〇されるのではないかという視線を浴び、思わず身震いが発生。
痛い視線を浴びながらその日は終了です。
終わらない「パーティ」への誘い
帰る途中でAさんから一本のLINEが。。

今日は来てくれてありがとう!
今度、マンションの1室でワインパーティーがあるんだけど来ない?

こちらこそ貴重な機会をありがとう!
(貴重過ぎて楽しみすぎたわ)

ワイン会は女の子も沢山くるよ!
空いてたらぜひぜひ

いきます!
ワインパーティーというものに誘われ、女の子をダシにOKと言ってしまったんです。。
調査の気持ちもあったので、実際に参加してきました。
③勧誘の場としての「パーティ」と「ミーティング」

パーティの役割
案内されたマンションは都内一等地で、普段であれば足も踏み入れたことが無いような場所でした。
参加している人間は30~40人くらいだったでしょうか。所狭しと人が行きかっていたのを覚えています。
新しく来た人が、茶色スーツやイケイケスーツに勧誘されていました。
私はというと、Aさんから何人かネットワークビジネスをやっている女の子を紹介されて一緒にお話しをしていました。
おそらく説明会の時の反応がいまいちだったので、女性を使ってアプローチをしてきているようでした。
実際にAさんと同じような勧誘を受けたのですが、こちらに「現状に不満を感じている」かどうかをしきりに聞いてきました。
不満がある = ネットワークビジネスの権利収入を始めるべき
この方程式が強すぎまして、興味が無い旨を伝えても、すぐに会社の不満や給料の不満を聞き出そうとするんです。
その1人の女の子自身の話を聞いてみると、きっかけ含めこんな感じでした。
- 飲食店で勤務していた時に勧誘に合いこの世界へ
- 不安が大きい生活だったので、今は不労所得を得るために幸せだ
- 今は投資が先行しているが、将来的には月100万円を得られる計算
はい。洗脳完了してますね。
話していてもみんな異常に素直で、前向きにネットワークビジネスを頑張るんだという気概を感じられます。
勧誘されている人の特徴
みんな、悪い人ではないんです。ただただ素直なだけだと思います。
その現状が本当につらくて、可哀そうでたまりませんでした。
まっすぐな目で私を勧誘してきます。
私はネットワークビジネス自体を否定するつもりは全くありません。人に説明しやすい(特に若い人)仕組みであることを利用して、勧誘が容易だからです。
どうか社会の縮図として、あなたは搾取されている側なんだと気づいて欲しかったですがなかなか洗脳は強力なものでした。
もう一つ話していて感じたは、あまり教養がない若い人が多かったです。(悪意は一切ありません。。不快に感じられた方はすみません!)
一般的に低学歴と言われている大学や高卒の方が実際に多かったのは事実です。
お金の流れを計算できる地頭がよい人が作った仕組みの上で、お金を落とす歯車として彼女らは使われているのでした。
ひとしきりパーティが進むと、2次会に進む運びになりました。
2次会の場所は近くの「カフェ」でした。
ミーティングの存在意義
カフェに移動すると、新たに勧誘されていた人はほとんどいなくなり、実際にネットワークビジネスをやっているメンバーが中心であることに気が付きました。
話題の中心は、最近の勧誘の状況や収入、そして「夢」の再確認です。
カフェなどのちょっとしたスペースで行われる会合は「ミーティング」と呼ばれています。
ミーティングでは1人1人が自分が今持っている夢を発表して、お互いを励ましあう場になっていました。
こちらのミーティングがあることで、ネットワークビジネスを続けるモチベーションを維持する役割を担っているように感じました。
お互いの話で否定することはほとんどありません。
共通の「夢に向かって頑張ろう」という単純な動機を絶やさないための工夫が、そこには合ったのです。
たとえ勧誘する過程で友人等を失ったしても、ネットワークビジネスの中でのコミュニティが後ろ盾になり、孤立を防いでいるようにも見えました。
ちなみに私自身も夢を聞かれました。
即座に答えることができず、Aさん達が勧誘モードにもどったのはびっくりしました。
ミーティングは2時間ほどありました。ずっと同じことの繰り返しを話しているようでしたが、本人たちの熱量はずっと落ちなかったです。
④体験して分かった勧誘以外の意外な接点

日常的な遊びの誘いも頻繁
ミーティングから帰ってからは、LINEにパーティの誘いやミーティングへの誘いがAさんからひっきりなしに連絡が来ました。
もう特に参加意欲はなく、全て断っていました。
それでも何も気にせずに勧誘の誘いを繰り返してきます。直接的なビジネスの誘いではないですが、普通の遊びの誘いも沢山ありました。

今何してる~?暇だったらカラオケ行こうよ!

今日は1日でかけてるから無理かな>
ごめーん!

りょうかーい!じゃあ〇〇日はどうかな?

その日も空いてないや。。

そっかぁ。。とすると〇〇とかは?
メンタルモンスターかよ。。
いくら断っても次の手を矢継ぎ早に打ってきます。基本的に断られることに慣れているので、少しのことではなんとも思わないのだと思います。
私のケースではこれが「週5」で続きました。
用事があることで断っても縁を切ることはできませんでした。
連絡手段を断つか、直接はっきりと断らないと勧誘は終わりません。
勧誘への正しい断り方
私は1度はっきりと勧誘をお断りしたところ、それ以降連絡がくることはありませんでした。
その時は連絡をしてこないで欲しいとはっきり言っています。
勧誘を断ったとしても、しつこくこちらの「不満」を引き出そうとしてネットワークビジネスへの糸口を探ろうとするので、ビジネス自体を否定してもあまり効果がありません。
角度を変えずにただただネットワークビジネスの利点を押し付けてくるだけです。。
そのため、連絡自体を断るようにしてください。
長い文章になりましたが、これに手終わりです。
ネットワークビジネスとの接点は、思わぬ形でやってくることがあります。
そんな時は勧誘に惑わされず、冷静に対処してくださいね!
断るときははっきりと!
また次の知恵袋で会いましょう。